自民党総裁選
自民党総裁選がありました。
安倍さんが勝利したのは、誰もが知るところ。
公開討論会をみて、思ったことを書き記す。
経済政策について。
アベノミクスの正しさは、わからない。
これ、恐らく、時がある程度経ってからでないと、評価できない。
短期的な統計だけでは、アベノミクスによる影響・成果は測れず、歴史の評価を待つしかない。
しかし、何らかの経済政策は必要なわけで、安倍さん(と日銀)は、思いきった政策を打ち上げたと思う。
※繰り返しになるが、その結果の良し悪しは、短期的に評価できない。
一方、石破さんの経済政策の目玉は、地方創生と中小企業振興。
アベノミクスに比べ、弱い…。
地方創生も中小企業振興も、これまでアベノミクスの細目として実施されており、何ら新しくない。
これは、現状で取りうる政策の選択肢が、限られているためだろう。
野党が政権をとっても、アベノミクス以上の政策を実施できるとは思えない。
したがって、経済政策では差異がなく、大きな議論にはならない。
※財政再建と増税を除く。脱線するが、本当に10月には増税するのだろうか。財政の健全化は待ったなしなのに、安倍さん、引き延ばしてるからな…。
やはり、最大の焦点は改憲。
安倍さんが総裁となった今、今後どのような手段、日程で、その実現に邁進するのか、注目しています。
他人(ひと)の堕ちてゆく様
友人が風俗嬢になって数年が経つ。
つまずきつまずき、たどり着いた先がそこだった。
有名私立大学を卒業したものの、時代はリーマンショック真っただ中。
コンサルを目指していた彼女は、本命ではないものの、新興の小さなコンサル企業にかろうじて就職した。
しかし、待っていたのは過酷な労働環境。
体調を崩し、辞めざるを得なくなった。
そこから人生の崩壊が始まる。
ねずみ講のようなビジネスに手を出してみたり、怪しげなネットビジネスを始めてみたり…。
いずれもうまくいかず、風俗嬢になったという訳。
彼女には大学時代に抱えた負債が残っている。奨学金だ。
一度、涙ながらに相談されたことがある。「父親の会社が倒産して、家族には頼れない。それでも奨学金を返し続けなくてはならない」。
報道で時に耳にする学生ローンによる貧困。こんなにも身近にあったなんて…。
しかし、こんなストーリー、昨今では巷にあふれているのだろう(か?)。
恐ろしいのは、風俗嬢がもはや稼げる商売ではないという現実である。
窮した学生が風俗で働く姿は珍しくない。
大学卒業後に風俗嬢になった私の友人は、アラサーでも、いわゆる「熟女」にカテゴライズされる。
いかに世間で熟女ブームと騒がれようと、実際には若くて美人の風俗嬢の人気に、熟女は遠く及ばない。それが給料に如実にあらわれる。
もがく彼女の姿を、友人らは遠巻きに眺める。
心配だと言いながら、その堕ちてゆく様を、好奇の視線で眺めるのだ。
私もその一人。
体を売る彼女と、それを眺める私。
醜いのはどちらだろう。
久々の当たり!『B: The Beginning』
Netflixオリジナル作品、『B: The Begining』。
「あなたにおすすめ」の表示が出ていながら、乗り気がしなかったので放置していました。
ふとしたきっかけで、制作会社を確認したところ、あのProduction I.G。待ったなしで観ましたよ。
脱線するけれど、Production I.Gって、タツノコプロと関係があったのね。ずいぶん近くに会社ビルがあって、不思議に思ってたけど、Wikipediaで謎が解決。
ついでに、もともとはシンエイ動画の下請けをしていたとは。武蔵野地域ってアニメ関係会社の宝庫みたい。
さて、本題に戻る。
サスペンス要素のあるアニメ好きにはたまらない緊迫感のあるストーリー、久々に好みの作品に当たりました。笑
全12話なので、一日でも観ることができます。
嬉しいことに、続編の制作も決定しています。
監督は中澤一登。この監督も好き。
アニメに関心なくとも、Linkin Parkの『Breaking the habit』のミュージックビデオ監督といえば、わかる人もいるとかいないとか(世界で活躍されています)。
読書の秋、アニメの秋。夜長でも飽きずにすみそう。
京都のゲイバー
台風の中、京都のゲイバーにチャレンジ。
なぜ「チャレンジ」か?
それは、東京のゲイバーの重鎮の多くが、「京都で飲むなら大阪に」と勧めてきたから。
京都のゲイバーは、よそ者には冷たいというのが、その理由らしい。
とはいえ、京都のゲイバー未経験の身としては、一度は行ってみたいもの。
忠告はありがたく聞きつつも、好奇心に任せて2軒ほどお邪魔しました。
1軒は京都で一番の老舗。店の方の接客が丁重で、観光客が知らない地元事情など話してくれて、よい時間を過ごすことができました。
2軒目は少し若めの店。店長がガタイのいいイケメンでした。シャイなのか、言葉少なめでしたが、十分楽しめました。
大阪の店のような騒がしさはなく、落ち着きながら楽しく会話ができる。
京都のゲイバー、嫌いじゃないです。